今冬はコロナウイルス感染拡大の話題で持ちきりですね。コロナウイルスに限らず、冬時期はインフルエンザや感染性胃腸炎などウィルス性の病気が流行りますね。空気が乾燥しているうえに、ウイルスが好む低めの温度のために蔓延するのです。例えばインフルエンザウイルスは、気温 20.5–24.0 °C の典型的な暖房室温で相対湿度50%以上で急速に死滅すると言われています。このため部屋の湿度(50-60%)を保つことにより、ウイルスを追い出し、飛沫感染の確率を大幅に減らすことが可能なのです。
コロナウイルスの影響でイベント開催中止や時差通勤、在宅ワークへの切り替えなど対応している会社もありますね。小中高校はしばらく休校。それにともない塾や習い事も休講になっています。デマ情報も流れ、ティッシュペーパーやトイレットペーパーがなくなるなんて情報も流れ、店頭には品の無い状態ですね。
こういう時の対応は・・・・
まずは手洗い(30~40秒)・うがい・マスクをつける、アルコール消毒などでの予防はもちろん、栄養を取りたっぷり睡眠が大事です。
今回のような不安なニュースや本当では無い情報が溢れすぎると気持ちがざわざわとして体が硬くなり、自然と呼吸も浅くなります。こういう時こそ毎日の中にヨガを取り入れて、ご自分の免疫力をアップしましょう。
ではよく耳にする免疫力とは?
体に備わっている防衛システムで外部からの細菌やウィルスの侵入を防ぐ役割があります。免疫が下がると感染症にかかるリスクが高くなります。免疫力が下がる原因は、睡眠不足、食生活の乱れ、ストレス、冷えなどがありますが、特に冷えは万病の元と言われるくらい免疫力を低下させるのです。
免疫力をあげるには何をすればよいのでしょうか
体調が悪いなと感じたら・・・
などがありますが、ヨガをすることでこれらが改善出来るのです。
心がザワザワするとき、ストレスを感じるときにこそ呼吸を
心がザワザワ・モヤモヤするのは雑念で心が揺らぐからです。心が動くと呼吸も動くのです。ヨガでは心を静めれば呼吸も静まると言われています。心がザワザワすると自立神経が乱れ、ストレス度も高くなります。心と体は密接な関係です。
呼吸は酸素を細胞に届け、二酸化酸素などの老廃物を取り除きます。ヨガでよく耳にする「プラーナ」は生命エネルギーのことを言います。「アーヤーマ」は調整することを言い、ヨガ八支則の『プラーナーヤーマ』は呼吸法・調気法という意味になります。
呼吸の作用は自立神経の一部なので、状態は心の状態を表すとも言われており自立神経の調整するためのポイントになると科学的にも明らかになっているのです。イライラしたり不安になると呼吸は浅くなり、気持ちの落ち着いている人はゆったりとした呼吸になります。今のご自分の呼吸はどんな感じですか?速いですか?ゆっくりですか?こんな時はヨガの呼吸でザワザワする心を落ち着かせましょう。
体をあたためるヨガ
息を吸い込むと血液が血管を通り心臓や肺に流れ、その機能をアップさせます。リンパ管は全身に免疫細胞を運びます。またリンパ節はリンパ液を選別して外からの侵入を防ぎチェックするのです。そしてきれいになったリンパ液は体内に戻されます。ヨガの呼吸そしてアーサナ(ポーズ)を取ることにより、血液とリンパの流れがよくなるので体が温まり体温が上がります。体温があがる=免疫力アップとなるのです。
次回は免疫力をあげるヨガのアーサナ(ポーズ)をご紹介します。
writer : sachico
ヨガインストラクター