こんにちは〜!岡部はるかです。コラムも今回で23回目。
随分長くに渡りつらつらと書いて参りましたが、、、まるで今回で終わりのような書き方ですね。
終わりませんよ。書きたい内容はまだまだたんまりとありますのでね。
皆様、秋冬の養生はしっかりとされていますか?
寒くなるとどうしても背中周りを丸め込みがちですがあれは体を温める上で逆効果なのだとか。
肩甲骨には褐色脂肪細胞と言って代謝をあげてくれる細胞がたくさん集まって居るのですね。そこをガチガチに固めてしまうと、体温の温存どころか血流が悪くなり温まる作用も少なくなってきてしまいます。
家を出る前にでも肩回し30回くらいいっておきましょう。
さてさて今回はヨガで必ずと言って良いほど出てくる「太陽礼拝」について書いていきます。当たり前のように行って居る太陽礼拝ですがそもそも、なんで太陽に礼拝なんでしょうね。
そんなところを知っていくとこれからの練習がもっと楽しくなるはず。
ヨガの歴史というのは今から約4500年前(紀元前2500年)頃、インド地方に生まれたインダス文明にあると言われています。とは言っても全く想像も出来ないくらい昔々の話なわけですね。まぁしかし凄いですよね。そんなに昔から受け継がれて居るものを私たちはこうやって生活の一つに組み込んでいます。仙人の知恵とも言いますか、シンプルな時代にシンプルに生きていた人たちの知恵を現代人の私たちが取り入れていくのはそう簡単な事ではないでしょうが、少しずつでも拝借しながら生きるというものはとても素晴らしいもののように感じられます。
太陽礼拝というのはその後確立していき、比較的新しいシークエンスと言われています。
地域や流派によっても様々ではありますが太陽礼拝は12のポーズをワンセットとして考えられています。
ではなぜ12のポーズなのでしょうか。
太陽は1年(12ヶ月)をかけて横道十二宮を1周しており、太陽礼拝の12のポーズは天体を回って居る太陽の通り道、「横道十二宮」を表しています。
この12のポーズに合わせて唱えるマントラもあり、太陽の持つ12の名前と性質を表しています。
また、太陽というのは目に見える神様と言われていて、太陽はただ世界を明るく照らすのではなく、光を浴びたものは気持ちを明るく前向きにさせてくれ生命力を与えてくれる。と言うことから、「太陽は神である」と、伝えられてきました。
体よりも言葉を。言葉よりも心を使うことが、より神様に近づきやすいと言われていて、太陽礼拝を行い、同時にマントラを唱え、祈りを捧げ、太陽を認識し感謝と敬意を示して居るのだそうです。
認知度は比較的高くはありませんが同じように月礼拝というものも存在します。
ヨガのポーズというのは数億個あるとも言われていますので基本となるポーズをベースに好きなようにアレンジを加えていくことも楽しみの一つです。
「こうでなければならない。」というこだわりを捨てること、自分のルールをどんどん捨てていく練習にもってこいなのがヨガの練習であるのと同時に、心の扱い方を学べるのもヨガのいいところ。
まぁなんとも奥深きヨガの世界。知れば知るほどどっぷりとはまり込んでいってしまいます。
さて今回は太陽礼拝について書いていきました。
次回もたっぷりと濃厚凝縮でお送りしますね。
お楽しみに〜!!
writer : 岡部はるか
ヨガ講師 / スピリチュアルヒーラー