ヨガのルール その2

2020.09.10

 

こんにちは。
前回に引き続き今回もヨガのルールをお伝えしていきます。
前回はしてはならないこと。でしたが、今回は日常生活で実践すべきこと。

②ニヤマ(Niyama)/勧戒   日常生活で実践すべき5つの行い。

●シャウチャ(Saucha)/清浄
自分の身体と心をいつもきれいな状態に保つこと。他人に不快感を与えないよう、身だしなみを整えること。身の回りの空間を清潔に保つことも含まれます。心の清浄さとは、嫉妬や嫌悪などネガティブな感情と思考を排除するよう心がける。排除するというのは見て見ぬ振りをするのとは違います。どうしてそういう感情が出てくるのかをきちんと見ていく。ということ。

●サントーシャ(Santosha)/満足、知足
今あるものに、常に満足することです。自分の周りにあるもの(環境、今置かれている状況、人間関係、自分の能力、健康、物質的なものすべて)
ヨガの基本的な思想の一つは因果律。今置かれている状況は先に何か原因があり、ここに理由があって必然であると考えます。今、どんなに苦しく思える状況でさえも、実は何か成長のためのステップアップの機会かもしれません。今そこに何かしらの判断を加えることは無意味であり、人は身の回りのものごとは当たり前だと思い感謝を忘れ、無くしてみて初めてそれが、かけがえのないものだったことに気が付きます。健康も愛する人の存在も同様に。今あることに感謝をし、満足することが真の幸福への近道なんですね。

●タパス(Tapas)/苦行、自制
精神鍛錬のために困難なことを実行すること。または、人間として生きていく限り避けられない人生のさまざまな問題や試練を受け入れる強さを培うこと。
ただし、ただ単に自分を痛めつけたり、我慢することはアヒムサ(非暴力)に反します。どんなに苦しい状況や試練に出逢っても、自分の成長の糧として“受け入れられる強さ”を養うために実践します。

●スヴァディアーヤ(Svadhyaya)/学習、向上心
心を調える働きを持つ書物(聖典、マントラ、名著、人格者が書いた本、本質的なことが書かれている本など)を読みましょう。自分の心を善い方向に導いてくれる本を読むこと。得た知識を生活で使う事で腹の底に落とし込み、智慧に昇華させ、人格を成長させることを意味しています。

●イーシュワラ・プラニダーナ(Ishvarapranidhana)/自在神記念、信仰
唯一絶対なる存在(宗教では”神”と表現される)に信仰心を持ち、それに祈りを捧げること。自らに備わっている神性を信じること。
万物に対して、感謝と尊敬の気持ちを持ち、献身的な心を持って生きようとします。自分ではどうすることもできないこと(自然の力、時代の変化など)を受け入れ、身を委ねること。自然に敬意を払うなんて言葉もありますが、私たち人間も自然の一部です。自然に敬意を払うということは私自身に敬意を払うということです。

前回に引き続き随分と長くなってしまいました。
次回もヨガのルールについてどんどん行きますよー!
お楽しみに〜!

 

 

 

writer : 岡部はるか
ヨガ講師 / スピリチュアルヒーラー

 

 

 

 

投稿日 :2020.09.10 カテゴリー : ARTICLELEARN タグ :
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