ヨガのルール その3

2020.09.17

 

皆さまこんにちは〜!
前回まではまぁチンタラとすべきこと、してはいけないことをお話ししてきました。
今回からはヨガの練習でも聞いたことあるような言葉も出てくるので親近感があるかもしれません。

③アーサナ(Asana)/坐法
瞑想を深めるための座法。もともとは単なるポーズではなく、瞑想を行なうための姿勢や道具を指すアースが語源です。様々なポーズの実践により、体を鍛錬し、長時間の瞑想に耐えうる状態をつくる。また、心と体は繋がっているので、身体能力の向上は、心の調整にもつながります。ポーズは、安定していること、快適であることが理想系で冷静かつ客観的に、自分の身体感覚や心の状態を観察します。他者と自分を比べたり判断することなく、こだわりをなくし、その空間と一つとなるような感覚で集中していくことが大切です。

④プラーナヤーマ(Pranayama)/呼吸法・調気法
瞑想を深めるために呼吸を整えること。「プラーナ」は生命エネルギーのことで、「プラーナヤーマ」は、呼吸をコントロールすることによって、体内の見えないエネルギーを調整することを指します。呼吸と心と体の状態はつながっていて、呼吸が落ち着いて安定してれば心も穏やかで、体はリラックスします。呼吸のもうひとつの目的は、血液や脳により酸素や影響を与え、理想的に呼吸を深めていくためには、正しい姿勢を心がけることが必要です。つまりは、アーサナの実践を通じ、身体を鍛錬することが必要になります。

⑤プラティヤハーラ(Pratyahara)/感覚の制御
感覚への意識を深め、繊細に感じること。外側に向いている五感の知覚を、内側に方向づけ、内的感覚を高める。感覚を内側に向ける練習をしなければ、瞑想の境地に到達する(瞑想の境地と言うと難しそうですが、今どう感じているかを自分に聞いていくことこそが瞑想です。)ことはできません。常に今どんな感覚なのかに意識を向け続けます。
アーサナを実践していても、決して、感覚を我慢したり抑えつけたりするのではなく、それを感じている自分を常に冷静・客観視していきます。これは、日々起きてくる様々な出来事や問題に直面した時、感情に振り回されるのではなく、振り回されたとしても、元あるべき場所に戻ること。という教えです。

気づいた方も多いかもしれませんが、言っていることは違うように感じますが、実は中を掘り下げていくと同じところに到達するんですね。

さて。次回はラストスパート。
区切りをつけられない心の一連の流れ、瞑想の状態についてお話ししますね〜!
お楽しみに〜!!

 

 

 

writer : 岡部はるか
ヨガ講師 / スピリチュアルヒーラー

 

 

 

 

投稿日 :2020.09.17 カテゴリー : ARTICLELEARN タグ :
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